温故知新!アイディアのヒントが得られるかも…

タイポグラフィー・ロゴタイプデザイン

カバーデザイン

Petit Gallery 〜本のデザイン(3)〜

今年の1月3日に翰林書房の社長および発行人を務めてこられた今井肇氏が亡くなられました。心からご冥福をお祈りいたします。第3回 Petit Galleryは今井氏とご一緒につくらせていただいた書籍の中から一部を紹介させていただきます。
カバーデザイン

本のデザイン 〜ボクシングトレーナー、エディさんの声を描いてみた 【試行錯誤編】〜

気に入らない文字でも評価を得てしまったので、その形を捨てることができずに目を逸らし続けていました。しかし、ずっと気になっていたのです。思わぬ形できっかけが現れて背中を押してくれました。10年以上にわたる試行錯誤でそれを手に入れることができ、エディ氏の声が文字になって見えました。
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本のデザイン 〜ボクシングトレーナー、エディさんの声を描いてみた 【出会い編】〜

初めて仕事をする相手とは距離を測るために手探りで言葉を交わします。しかし、そうして紡いだ言葉でもほとんどが社交辞令に終わってしまうことは少なくありません。だからこの時、T氏と何気なく交わした言葉で価値観や感性などを共有することができたのは奇跡のようなものでした。
カバーデザイン

Petit Gallery 〜本のデザイン(2)〜

第2回「Petit Gallery(プチ・ギャラリー)」。私が最初に書籍をデザインしてから現在まで半世紀余りの間で、私や島津デザイン事務所の仲間たちによってデザインされた新旧、いろいろな書籍たちです。
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書体をデザインする(2)〜S-SHMを描く〜

アナログ時代に一書体を作成するには5人のスタッフを使って、5年間が必要だと思われました。ところがPCの出現で、一人で2年間でできるようになりました。喜び勇んでPCを導入しましたが、起動するくらいしかできないままに挫折。奮い立たせてみてもソフトでまた挫折。そんなことを繰り返したのちに魔法のペンを使えるようになって書体づくりが始まりました。
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書体をデザインする(1) 〜エレメントを描く〜

生まれ育った街の看板を自分の文字で埋め尽くしたいという思いは、自分の描いた文字で装幀がしたいと変化していきました。書籍やパンフレットでタイトルを描くことは珍しくはなかったけれど、自分の書体かと問われると、その場その場の文字でしかなく、自分の文字という確たるものを感じることができたのは「エレメント」ができあがったときでした。
タイポグラフィー・ロゴタイプデザイン

「の」の字(かな民)を訪ねて 〜自分の書体を描く〜

中学生の頃に私が住んでいた街は小さかったこともあり、「この街の看板は全部ボクが描く」と本気で思っていました。しかし、一方で現実は美術学校進学へと動いていたのです。受験して、失敗して休息の時間を得、再び立ち上がったときにはデザイナーになっていました。そんな動きの中で「の」の字と出会い、「自分のデザイン」に「自分の描いた字を使う」という新しい目標を持ちました。
タイポグラフィー・ロゴタイプデザイン

憧れの文字を書く 〜謄写版文字に魅せられて〜

好きなことは他にもありました。しかし、ドキドキしたのは写真の引き伸ばし現像をしている時とペンで四角い文字を書いている時だけでした。謄写版印刷がやりたかったのではなく、謄写版文字が書けるようになりたかったのです。自在に書けるようになったら、孫悟空の如意棒のようにどんな事でも可能になるような気がしていました。
タイポグラフィー・ロゴタイプデザイン

冊子のロゴタイプ『ようげん寺報』の場合

今回はお寺さんの発行する冊子のロゴタイプです。作業に慣れないスタッフを使ってのモノつくりは自分で行うよりもずっと難しい。冊子がお寺と言うことで筆字に挑戦したけれど、毛筆はX軸、Y軸、Z軸に時間を加えた表現の場で躍動するものなので、これをコントロールして一定の完成度にまで仕上げるのはもっと難しかった。お詣りする善男善女風に外連(けれん)を配して素直な「字」に仕上げた。
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雑誌のロゴタイプ『S-Fマガジン』の場合

友だちが勤める会社に招待されることは、社会に慣れない若者にとっては舞い上がるほど嬉しいものです。ましてや憧れていた雑誌の表紙を担当することになり喜びはこの上ありませんでした。これより前に行った『ミステリマガジン』のリニューアルは『S-Fマガジン』の仕事を行いやすくしてくれました。